OMIKOSHI
お神輿を担ぐには?
MANNER
お祭り・お神輿のマナー
お神輿の関係者を探そう
お祭りは日本人に代々受け継がれ、大切にされてきた文化です。地域ごとに独自の文化や決まりがあります。
また、小さなトラブルが原因でお祭りそのものが中止になってしまうこともあるので、誰の知り合いだかよくわからない・知らない人は警戒されてしまうことも。
参加したい祭礼がどんなお祭りなのかを事前に知っておくためにも、興味のある地域の神社・神輿団体にコンタクトをとってみましょう。
荷物は必要最小限に
はじめて参加するお祭りはソワソワしてしまって、荷物が増えてしまうこともあるのではないでしょうか。
お祭りは実際に参加してみるとよくわかりますが、とにかく忙しくて持ち物を気にしている暇がありません。
また、バッグ類も置いておく場所はなく、預かってくれる人もいないので、荷物は巾着に入る程度の貴重品までにしておくとよいでしょう。
濡れて困るものはビニール袋に入れるなど、防水対策も忘れずに。
こまめに塩分・水分補給を
ほとんどのお祭りは初夏~秋ぐらいの時期に集中しています。
500mlのペットボトルのドリンクは一瞬で汗に変換されるといっても過言ではありません。一定区間ごとに休憩をはさみますが、体温調節・体調管理は自己責任です。
また、知らず知らずのうちに塩分を失っているので、特に食べたいと思わなくても、塩分を含むものを摂るようにすると良いでしょう。
WEAR
服装・身につけるもの
お祭りでは衣装も楽しみのひとつ。どんなスタイルで決めようかワクワクしますよね。
でも一番大事なのはその祭礼や神社でのしきたり最優先ということ。
例えば湘南最大のお祭り「浜降祭」は「禊(みそぎ)」とも呼ばれ神社以外の担ぎ手は半纏を着用せず、
上下を白で統一するのが正装です。
また、同じお祭りでも衣装の自由が許されている場所もあったりします。
まずは地元のしきたりに合わせて衣装を揃えてみましょう。
髪
よく動くので、すっきりとまとめる。
鯉口シャツ(ダボシャツ)
袖の丈は七分がおすすめ。祭礼によっては色や柄がNGの場合も。少しゆったりしたダボシャツもある。
腹掛
「どんぶり」や「ずんどう」、「前掛け」とも呼ばれる。着用は必須ではないが、着けるのであれば股引や足袋と同じ色が粋。
半纏
所属の保存会などで購入する。相州のお祭りでは帯の着用は必須ではない。
股引(パッチ)
ゴムやマジックテープの穿きやすいタイプもある。祭礼によっては色の指定がある場合も。
足袋
マジックテープタイプもあり。ケガをしやすいので雪駄は非推奨。色は股引と揃えるのが粋。
HOW TO
お神輿への肩の入れ方
祭礼を無事に遂行し、参加者全員が和やかにお祭りを満喫するため、担ぎ方を守って楽しく参加しましょう。
自分と同じくらいの背丈の人が担いでいたら、担げるチャンスです。積極的にお神輿の近くに行きましょう。
ただし、無理に人を押し退けたりしないこと。
その壱

次に入りたい時は長柄に手を添え、担ぎ手を守りながら順番を待つ。
その弐

肩の高さが合う位置で入る。頭は担ぎ棒の内側に入れる。
その参

担ぐ調子は箪笥に合わせ、鈴が鳴り続けるよう、一定に保つ。
その肆

甚句が唄われ始めたら、跳ねずに甚句に調子を合わせる。
STEP
足さばき
お神輿を担いでいる人をよく見ると、箪笥(たんす)が鳴るリズムに合わせて足をさばいています。
かかとは少し浮かせた状態で、普段の歩幅よりも狭く、小刻みに前進しています。動画や文面ではなかなかイメージがつかめないので、実際に担いで覚えるのが一番早いです。
周りの人とリズムが合ってないと、前後の人の足を踏んでしまったり、逆に踏まれてしまって思わぬケガにつながることがあります。初めてお祭りに参加するときは必ず足袋を履いていくようにしましょう。
【naonaona】さんYoutubeより(八大龍王神 神輿保存會公式)